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0101_ヴァネヴァー・ブッシュ_Memex

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Q1. Memexというのは、一体どういうものなのでしょうか? ➡️
Q2. Memexが、後世に影響を与えたきっかけは何だったでしょうか? ➡️
Q3. Memexのアイデアは、どのようにしてパーソナルコンピュータの発展に貢献していったのでしょうか? ➡️
Q4. Memexのアイデアは、どのようにしてWebの発展に貢献していったのでしょうか? ➡️
Q5. ヴァネヴァー・ブッシュというのは、どういう人だったのでしょうか? ➡️
A1. Memexというのは、一体どういうものなのでしょうか?

「Memex(メメックス)」というのは、「MEMory EXtender(メモリ・エクステンダー)/記憶拡張装置」という意味の言葉で、1945年、ヴァネヴァー・ブッシュが『Atlantic Monthly』誌の1945年7月号に「As We May Think(思うがままに)」という論文を掲載し、その中で予言した「未来の情報検索システム」のことです。このMemexのアイデアが、パーソナルコンピュータとインターネットの両方へと発展していきました。つまり、パーソナルコンピュータもインターネットもルーツは同じであり、今なお「人間の記憶を拡張する装置」として発展しつつあると考えることができるのです。
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Vannevar Bush(ヴァネヴァー・ブッシュ)

Memex(メメックス)

A2. Memexが、後世に影響を与えたきっかけは何だったでしょうか?

『Atlantic Monthly』に続いて、『LIFE』誌の1945年9月10日号が、Memexの予想図とともに「As We May Think」を要約した記事を掲載したことでした。この記事を、ダグラス・エンゲルバートJ・C・R・リックライダーテッド・ネルソンなど、その後のパーソナルコンピュータ、インターネットの発展に貢献していった多くの人々が読み、Memexのアイデアをさらに膨らませ、具体化していきました。
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A3. Memexのアイデアは、どのようにしてパーソナルコンピュータの発展に貢献していったのでしょうか?

「As We May Think(思うがままに)」の論文の中で、ブッシュは、「Memexは、個人が所有する全ての本、記録、通信内容などを格納でき、高速かつ柔軟に参照できるように機械化されているデバイスで、遠隔地からも操作することができる。見た目は机のような形をしていて、実際に普通の机として使うことができる」と書いています。こうしたアイデアを、J・C・R・リックライダーダグラス・エンゲルバートアイバン・サザランドアラン・ケイスティーブ・ジョブズなどが継承し、デスクトップパソコン、ノートパソン、スマートフォン、タブレットへと発展させていったのです。
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A4. Memexのアイデアは、どのようにしてWebの発展に貢献していったのでしょうか?

「As We May Think(思うがままに)」の論文の中で、ブッシュは、「全く新しい形の百科事典が出てくるだろう。項目同士が網の目のように関連付けられていて、Memex に入れることによってさらに威力を発揮するだろう」と書いています。これはいわゆる「ハイパーテキストリンク」という考え方で、このアイデアを、J・C・R・リックライダーダグラス・エンゲルバートアラン・ケイビル・アトキンソンティム・バーナーズ=リーマーク・アンドリーセンラリー・ページなどが継承して、今日のWebを中心としたインターネット環境へと発展させていったのです。
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A5. ヴァネヴァー・ブッシュというのは、どういう人だったのでしょうか?

ヴァネヴァー・ブッシュ・ブッシュ(Vannevar Bush、1890年3月11日〜1974年6月30日)は、第二次世界大戦中、米国国防研究委員会(NDRC)、米国科学研究開発局(OSRD)を統率し、レーダー開発やマンハッタン計画を含む、軍と6,000人を超える米国の主な科学者との密接な協力関係を推し進め、米国の勝利を導いたと評価される科学技術管理者です。情報検索システム構想「Memex(メメックス)」を提唱したのも、そうした科学技術管理者としての経験に基づいています。MITの電気工学科の教授を務めていたころ、18変数の微分方程式を解くことが出来るアナログコンピュータ、微分解析機を開発。そのときの教え子クロード・シャノンがデジタル論理回路を生み出しました。
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【参考動画/reference movie】

Linking Minds Part One


Vannevar Bush


Memex #001 Demo

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【参考ページ】

■ヴァネヴァー・ブッシュ(wikipedia)

ヴァニーヴァー・ブッシュ(英: Vannevar/væˈniːvɑr/ Bush、1890年3月11日 – 1974年6月30日)は、アメリカの技術者・科学技術管理者。アナログコンピュータの研究者、情報検索システム構想「メメックス」(memex) 提唱者、MIT副学長、また原子爆弾計画の推進者として知られる。
メメックスは情報検索システムとして、後に登場するパーソナルコンピュータやコンピュータのユーザーインターフェイス、Webブラウザなどで広く利用されているハイパーテキストの概念に大きな影響を与えた。(中略)
記憶を増加させることの可能性について数年間考えたブッシュは、1945年7月の Atlantic Monthly誌に「As We May Think」という論文を発表した。この論文でブッシュは「全く新しい形の百科事典が出てくるだろう。項目同士が網の目のように関連付けられていて、memex に入れることによってさらに威力を発揮するだろう」と予言している。数ヵ月後(1945年9月10日)、Life誌は「As We May Think」の要約版を掲載し、そこに memex の予想図も載せた。このバージョンが後にテッド・ネルソンやダグラス・エンゲルバートに読まれ、ハイパーテキストと呼ばれるアイデアを生み出させる触媒として働いた。

■Memex(wikipedia)

Memex(メメックス、MEMory EXtender すなわち「記憶拡張機」の略)は、ヴァネヴァー・ブッシュが1945年の The Atlantic Monthly 誌の記事 “As We May Think” (AWMT) で発表したハイパーテキストの元となったシステムの概念である。
ブッシュが想像した memex は、個人が所有する全ての本、記録、通信内容などを圧縮して格納できるデバイスであり、「高速かつ柔軟に参照できるように機械化されている」ものである。memex は「個人の記憶を拡張する個人的な補助記憶」を提供する。memex の概念は後のハイパーテキスト開発(さらには World Wide Web の創造)や個人用知識ベースソフトウェア開発に多大な影響を与えた。

■『As We May Think』(『LIFE』誌に掲載されたオリジナル記事/Google Books)

■アイバン・サザランド(Wikipedia)


アイバン・エドワード・サザランド(Ivan Edward Sutherland, 1938年5月16日 – )は、アメリカの計算機科学者で、インターネットの先駆者の1人。コンピュータグラフィックス、バーチャルリアリティの先駆者。今ではパーソナルコンピュータ上で当たり前となったGUIの先駆けとなるSketchpadを発明したことで知られる。
サザランドは革新的なインタフェースである Sketchpad を発明した。円弧の直径など線分や円弧の関係や制約に従って描画することができる。水平な直線や垂直な直線を描画でき、それらを組み合わせて図形にすることができる。図形の基本形状を保持しつつ。コピー、回転、拡大・縮小が可能である。Sketchpad には世界初のウィンドウ描画プログラムとクリッピングアルゴリズムが備わっており、ズームが可能である。Sketchpad はリンカーン研究所の TX-2 コンピュータで実現され、後にダグラス・エンゲルバートが oN-Line System のGUIを開発するのに影響を与えた。一方、Sketchpad はヴァネヴァー・ブッシュの有名な論文 “As We May Think” で言及された仮想的なmemex の影響を受けて作られた。サザランドはスケッチパッドの発明とこれに関連する功労で、1988年チューリング賞を受賞する。また、ACM SIGGRAPHからクーンズ賞(CG分野の最高峰)を受賞した。
アメリカ国防総省国防高等研究計画局のJ・C・R・リックライダーは、自分の後任にサザランドを指名し、自身は1964年にMITに復帰している。
1965年から1968年まで、ハーバード大学で電気工学の準教授を務める。1967年、ダニー・コーエン(英語版)と共に線分クリッピング(英語版)アルゴリズムであるコーエン–サザランド・アルゴリズム(英語版)を開発。1968年、サザランドは彼の学生ボブ・スプロール(英語版)の助けで最初のバーチャルリアリティ(Virtual Reality, VR)と拡張現実(Augmented Reality, AR)である、ヘッドマウントディスプレイ (HMD) システム The Sword of Damocles を作り出す。この最初のシステムはユーザインタフェースや現実性の面では完成度が低かった。頭にかぶる HMDがとても重く、天井につないで支えなければならなかったし、バーチャルリアリティの環境は単純な線で成り立った空間に過ぎなかった。
1968年から1974年までユタ大学で教授を務めた。ユタ大学時代の教え子には、Smalltalkを開発したアラン・ケイ、グーローシェーディングを開発したアンリ・グーロー、アンチエイリアス技法を開発したフランク・クロウ(英語版)、ピクサーの創業者の1人で現在は Walt Disney Feature Animation の社長であるエドウィン・キャットマル、ユタティーポットのマーティン・ニューウェルやジム・ブリンなどが名を連ねている。
1968年、友達で同僚のデービッド・C・エバンス(英語版)とともに、エバンスサザランド社 (en) を設立し、リアルタイム機器、アクセラレイテッド3Dグラフィック、プリンタ言語の分野で先駆的な業績をおさめた。エバンスサザランド社には後にアドビシステムズ社を創業したジョン・ワーノック(John Warnock)とシリコングラフィックス社を創業したジム・クラークが勤務していた。
1974年から1978年まで、カリフォルニア工科大学の計算機科学の教授を務め、計算機科学部門の創設に関与した。その後コンサルティング企業を創業し、その企業がサン・マイクロシステムズに買収され、同社の研究部門の礎となった。
サン・マイクロシステムズではフェロー兼副社長を務めた。

■Sketchpad(Wikipedia)

Sketchpad は1963年、アイバン・サザランドが博士論文の一環で作成した革新的コンピュータプログラムであり、サザランドはこれが元でチューリング賞(1988年)と京都賞(2012年)を受賞した。コンピュータと人間の対話方法を変えるものであった。例えばグラフィカルユーザインタフェースはSketchpadが起源であり、オブジェクト指向プログラミングもSketchpadが先駆けであった。Sketchpad はCADプログラムの先駆けであり、コンピュータグラフィックス全般にとっても主要なブレークスルーの1つである。アイバン・サザランドは、コンピュータグラフィックスの芸術への活用と技術への活用を示すと共に、斬新なマンマシンインタフェースの手法を示した。
サザランドはヴァネヴァー・ブッシュの As We May Think でのMemexに触発された。また、Sketchpadに触発されたのがダグラス・エンゲルバートで、彼はスタンフォード研究所の Augmentation Research Center (ARC) にて oN-Line System を設計・開発した。
歴史
Sketchpad はベクタースキャンブラウン管とライトペンを使用して、世界初の完全なグラフィカルユーザインタフェースを実現している。プログラム構成上の特筆すべき点として、データ構造の設計において「オブジェクト」や「インスタンス」といった概念を採用し、いわゆるオブジェクト指向の先駆けのひとつと言えることも挙げられる。基本的発想は、ある図形を作成したら、それを複製して何度でも実体化(instantiate)できるということである。ユーザーが元の図形に変更を加えると、他の全てのインスタンスが同じように変形される。Sketchpad は図形の幾何学的属性に簡単に制約を加えることもできた。例えば、直線の長さとか2つの直線の交わる角度などを固定できる。

■テッド・ネルソン(wikipedia)

テッド・ネルソン(Theodor Holm Nelson 1937年6月17日 -)は、アメリカの社会学者であり思想家であり情報技術のパイオニアである。彼は1963年に「ハイパーテキスト」と「ハイパーメディア」という用語を生み出し1965年に発表した。

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【reference page】

■Vannebar bush(wikipedia)

Vannevar Bush (March 11, 1890 – June 28, 1974) was an American engineer, inventor and science administrator, who during World War II headed the U.S. Office of Scientific Research and Development (OSRD), through which almost all wartime military R&D was carried out, including important developments in radar and the initiation and early administration of the Manhattan Project. He emphasized the importance of scientific research to national security and economic well-being, and was chiefly responsible for the movement that led to the creation of the National Science Foundation.

■As We May Think- the Atlantic Monthly archives
A memex is a device in which an individual stores all his books, records, and communications, and which is mechanized so that it may be consulted with exceeding speed and flexibility. It is an enlarged intimate supplement to his memory.It consists of a desk, and while it can presumably be operated from a distance, it is primarily the piece of furniture at which he works. On the top are slanting translucent screens, on which material can be projected for convenient reading. There is a keyboard, and sets of buttons and levers. Otherwise it looks like an ordinary desk.

■Timeline of hypertext technology
1941
Jorge Luis Borges’ “The Garden of Forking Paths”
1945
Memex (concept by Vannevar Bush)
1960
Project Xanadu (concept)
1962
Marshall McLuhan’s The Gutenberg Galaxy uses the term surfing
1967
Hypertext Editing System (HES) by Andries van Dam and Ted Nelson at Brown University
1968
FRESS (File Retrieval and Editing System, successor to HES)
NLS (oN-Line System)
1972
ZOG
1973
Xerox Alto desktop
1976
PROMIS
1978
Aspen Movie Map
1979
PERQ
1980
ENQUIRE (not released)
1981
Electronic Document System (EDS, aka Document Presentation System)
Kussmaul Encyclopedia
Xerox Star desktop
1982
Guide
1983
Knowledge Management System (KMS, successor to ZOG)
TIES (The Interactive Encyclopedia System, later HyperTies)
1984
NoteCards
1985
Intermedia (successor to FRESS and EDS)
Symbolics Document Examiner (Symbolics workstations)
1986
TextNet (a network-based approach to text handling)
Neptune (a hypertext system for CAD applications)
1987
Macromedia Authorware
Canon Cat (“Leap” function, interface)
HyperCard
Knowledge Navigator (concept described by former Apple Computer CEO John Sculley in his book Odyssey)
1988
Microcosm (hypermedia system) (University of Southampton)
1989
Macromedia Director
Information Management: a proposal, Tim Berners-Lee, CERN
1990
World Wide Web
Hyperland (BBC documentary written by Douglas Adams)
1991
Gopher
AmigaGuide
1995
Wiki
1998
Everything2
XML
1999
RSS
2001
Wikipedia
2014
OpenXanadu, an implementation of Project Xanadu

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