【Level Challenge(ポイント加算)解答例】
Level 1 「♠︎◯」「人名」「キーワード」の組合せを暗唱できるか?
「♠︎1」「ヴァネヴァー・ブッシュ」「MEMEX(メメックス)」
Level 2 何年?
1945年
Level 3 「MEMEX」は何の略で、どういう意味?
Memex(メメックス)は「MEMory EXtender」の略で、「記憶拡張装置」という意味。
Level 4 「MEMEX」は後世にどういう影響を与えたか?
Memex(メメックス)のアイデアが、パーソナルコンピュータとWeb、両方に発展していった。
Level 5 「MEMEX」はどんな雑誌に掲載され、誰と誰が読んで、その結果どうなったか?
ヴァネヴァー・ブッシュは、1945年7月の 『Atlantic Monthly』誌に「As We May Think」という論文を発表。その中で「全く新しい形の百科事典が出てくるだろう。項目同士が網の目のように関連付けられていて、memex に入れることによってさらに威力を発揮するだろう」と予言。『Life』誌が1945年9月、 その要約版を掲載し、そこに「MEMEX」の予想図も載せた。それをテッド・ネルソンやダグラス・エンゲルバートが読んでおおいに刺激を受けた。そして、テッド・ネルソンは「ハイパーテキスト」という言葉を生み、ダグラス・エンゲルバートは、「As We May Think」を読んだことで、コンピュータで知識を誰でも入手できるようにすることを目標と定め、「ハイパーテキスト」や「ネットワークコンピュータ」、そして「マウス」に代表される「グラフィカルユーザインタフェース」の先駆けとなるものを開発した。
【参考動画/reference movie】
Linking Minds Part One
【参考ページ】
ヴァネヴァー・ブッシュ(wikipedia)
ヴァニーヴァー・ブッシュ(英: Vannevar/væˈniːvɑr/ Bush、1890年3月11日 – 1974年6月30日)は、アメリカの技術者・科学技術管理者。アナログコンピュータの研究者、情報検索システム構想「メメックス」(memex) 提唱者、MIT副学長、また原子爆弾計画の推進者として知られる。
メメックスは情報検索システムとして、後に登場するパーソナルコンピュータやコンピュータのユーザーインターフェイス、Webブラウザなどで広く利用されているハイパーテキストの概念に大きな影響を与えた。
記憶を増加させることの可能性について数年間考えたブッシュは、1945年7月の Atlantic Monthly誌に「As We May Think」という論文を発表した。この論文でブッシュは「全く新しい形の百科事典が出てくるだろう。項目同士が網の目のように関連付けられていて、memex に入れることによってさらに威力を発揮するだろう」と予言している。数ヵ月後(1945年9月10日)、Life誌は「As We May Think」の要約版を掲載し、そこに memex の予想図も載せた。このバージョンが後にテッド・ネルソンやダグラス・エンゲルバートに読まれ、ハイパーテキストと呼ばれるアイデアを生み出させる触媒として働いた。
Memex(wikipedia)
Memex(メメックス、MEMory EXtender すなわち「記憶拡張機」の略)は、ヴァネヴァー・ブッシュが1945年の The Atlantic Monthly 誌の記事 “As We May Think” (AWMT) で発表したハイパーテキストの元となったシステムの概念である。
ブッシュが想像した memex は、個人が所有する全ての本、記録、通信内容などを圧縮して格納できるデバイスであり、「高速かつ柔軟に参照できるように機械化されている」ものである。memex は「個人の記憶を拡張する個人的な補助記憶」を提供する。memex の概念は後のハイパーテキスト開発(さらには World Wide Web の創造)や個人用知識ベースソフトウェア開発に多大な影響を与えた。
『As We May Think』(『LIFE』誌に掲載されたオリジナル記事/Google Books)
テッド・ネルソン(wikipedia)
テッド・ネルソン(Theodor Holm Nelson 1937年6月17日 -)は、アメリカの社会学者であり思想家であり情報技術のパイオニアである。彼は1963年に「ハイパーテキスト」と「ハイパーメディア」という用語を生み出し1965年に発表した。彼はまた、トランスクルージョン、Virtuality(電子書籍システムの概念構造)、Intertwingularity(知識の相互関連性)、テレディルドニクスといった用語も生み出した。
【reference page】