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ColleCard「IT25・50」が毎日新聞_Yahoo!トピックスに取り上げられました

<ゲーム>“百人一首”でITの歴史学ぶ コレカード発売

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180814-00000039-mai-bus_all

◇モザイク25年、エンゲルバート氏のデモ50年

インターネットの商用利用開始から25年となり、パソコン(PC)やインターネットの概念を提示した伝説のデモンストレーションから50年を迎えたことから、「IT革命」の歴史を体系的に学習できるカードゲーム「ColleCard(コレカード) IT25・50」が12日に発売された。IT企業のクリエイシオン(東京都北区)が製作した。

今では誰もがPC操作で使うマウスや、ウェブで普及した文書や画像を相互に関連づける「ハイパーテキスト」の仕組みが初めて示されたのは、1968年にダグラス・エンゲルバート氏の「デモ」で、50年になった。また、世界初の閲覧ソフト(ブラウザー)の「モザイク」が登場し、ネットが商用利用の歩みを始めたのは93年で25年になる。こうしたITの歴史を「PC」「インターネット」「ゲーム・VR(仮想現実)」「コンピュータ・AI(人工知能)」の四つのカテゴリーに分け、重要人物やエピソードをカードに網羅した。

ゲームは取り札52枚と、読み札52枚、ジョーカー2枚、白札2枚を合わせた計108枚で、「トランプと百人一首」のように遊ぶ。全カードを七並べのように並べておき、読み上げられた札に対応する札を取り合う。例えば、読み札「マッキントッシュとアイフォーンで世界を二度、大きく変えた伊達男スティーブ・ジョブズ」が読みあげられたら、スマホのアイフォーンを手にしたスティーブ・ジョブズとPCのマッキントッシュの写真が入った取り札を取る。

◇本読まないゲーム好きに知の冒険を

クリエイシオンの高木利弘社長は、86年にマッキントッシュ専門誌の「MACワールド日本版」を創刊するなど、IT系雑誌や書籍の編集に長く関わってきた。今回、カードゲームの製作に取り組んだのは、若い人が本を読まなくなったことに危機感をもったからだった。

米国の雑誌「WIRED」の創刊編集長で、テクノロジーの発展をけん引してきたケビィン・ケリー氏が自著「<インターネット>の次に来るもの」の出版記念講演で2年前に来日した際、「俺はもう本は書かない、なぜなら俺の息子が俺の本を読もうとしないから」と言ったことに、高木社長は衝撃を受けた。カードゲームは「本が消滅した後、どうやって知識や知恵を伝承したらいいかを考えた結論の一つ」と話す。

高木社長は今後、AIによる画像認識を活用して、カードから関連するウェブサイトやAR(拡張現実)、VRコンテンツとリンクさせるなど、物理的なカードとデジタル世界を統合し、「調べ学習」に最適な総合的エデュテインメント・サービスを目指すという。

公式サイトでは100人限定の特別価格(2000円、送料300円)で販売している。9月にはスマホアプリ版も提供する予定だ。【高橋望】

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